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早食い・ドカ食い(一気に食べる)は疲れのもと! 三食きちんと食事をとるのが大切!

早食いやドカ食いを行うと急速に血糖値が上昇し、それを下げようと インスリンが大量に放出されます。

さらに急に血糖が下がると、血糖を上げようと副腎ホルモンが分泌されます。
また、一食抜いてしまうと同様な変化がおこります。
例えば、朝食を抜いてしまうと血糖不足を補うため、血糖を上げようと副腎ホルモンが分泌され、昼食前には血糖を上げようとする働きが強くなり、昼食後にそれを下げようと インスリンが大量に放出されます。

このような状態が続くと、次第に副腎ホルモンの分泌が落ちてきます。

副腎ホルモンは自律神経(交感神経)を刺激する働きがあるため、 分泌が低下することで、自律神経が乱れ、慢性の疲労やうつなどの 神経症状を引き起こす原因となります。

さらに、食後の血糖値が急上昇と急降下を起こすことで、血管や各種臓器を傷つけたり、うつやいらいら感などの気分の不調を訴えるようになります。


そのために、食べる順番を少し注意することが大切です。

糖質をとる前にたんぱく質や脂質を含む肉や魚などをとることで、胃の動きを緩やかにする作用があり、
糖質を摂取する前に、糖質の吸収を抑制し得る野菜などの食物繊維をとることと組み合わせることで、食後の血糖値の上昇を抑制することができます。
京都大学の矢部大介先生によると「食事の最初の5分間は、ごはんなどの糖質を避け、定食なら付け合わせの野菜、メインのおかずなどをゆっくり食べればいい」と言っています。
ゆっくり食事をとると、満腹中枢に指令がいき、食べ過ぎることもなくなります。

朝は忙しいかもしれませんが、ゆで卵など簡単に食べられるものでもいいので 口にするようことが大切ですね。


日本糖尿病協会 認定医 品川正治


参考文献: 疲れがとれないのは糖質が原因だった 溝口徹著     糖尿病の新診療ガイドラインに見る食事のポイント

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