GASTROSCOPE
品川内科クリニックでは「苦しくない胃カメラ検査」を実施しています。少しでも多くの患者さんの胃がんや食道がんなどの食道・胃・十二指腸の病気を早期に発見したいと思っております。
当クリニックの内視鏡はオリンパス社製の最新の内視鏡システムを使った検査を行っています。
また、挟帯域光観察(NBI=Narrow Band Imaging)システムを導入しています。NBIシステムとは、粘膜表面の微細な血管を観察するシステムで、内視鏡による診断を飛躍的に向上させます。
胃カメラ検査をお勧めする症状
●胃がもたれる
●みぞおちあたりの痛み
●食欲不振・体重減少
●便の色が黒っぽい
●胃潰瘍・十二指腸潰瘍の既往
●検診等で異常を指摘された方
胃カメラ(胃内視鏡)検査を受ける患者さんへ
当院では「苦しくない胃カメラ検査」を安全に受けていただくため、3つの方法から選択することができます。既往
●検診等で異常を指摘された方
”苦しくない胃カメラ検査”
1 鼻から
経鼻内視鏡
2 口から
麻酔法を用いた経口内視鏡
従来の胃カメラ検査
3 口から
麻酔法を用いない経口内視鏡
- 01
- 軽鼻内視鏡
鼻からの胃カメラ検査
経鼻内視鏡検査のメリット
●麻酔(鎮静剤)を使用する検査と比べると、薬による副作用が少なく安全な検査で、検査後に仕事や自動車の運転をすることが可能です。
●カメラの径が細いため通常径のファイバーに比べ痛み、反射や吐き気、息苦しさが減少します。
●鼻から挿入するとファイバーが通る経路が違うため、口から挿入するのに比べて、嘔吐反射が減少します。
●検査中に会話ができます。
●検査後約60分すれば食事ができます。
- 02
- 麻酔法を用いた経口内視鏡
麻酔法で眠っている間に行う胃カメラ検査
患者様のご年齢、体重、安定剤の服用歴、前回検査時の麻酔投与量などから、麻酔投与量を決定します。
ほとんどの方が眠っている間、もしくはボーっとしている間に検査を受けることができます。
嘔吐反射の強い方、検査に対する不安の強い方にお勧め致します。
検査終了後は麻酔が覚めるまでベッドで休んで頂きます。
検査中〜検査後、呼吸、心拍など全身状態のチェックを行います。
*検査後は事故防止のため、自動車・バイクの運転をされないようお願いしています。
麻酔法・胃カメラ検査のメリット
●苦痛なく検査が受けられます
●鼻からの胃内視鏡を麻酔をかけずに行うより楽です。
- 03
- 麻酔法を用いない経口内視鏡
麻酔法を用いない経口内視鏡
通常の口から胃カメラを行う検査です。短時間で安全に検査を行えます。
経鼻内視鏡・経口内視鏡を設置しています。
1鼻から
経鼻内視鏡
薬の副作用などが少なく、安全かつ短時間で検査できますが、少し鼻が痛むことがあります。
お勧めする方
- 検査後、仕事や自動車の運転をする方
- 鎮静剤の副作用がご心配な方(ご高齢の方)
2口から
麻酔法を用いた経口内視鏡
3つの中で最も苦しくありません。
お勧めする方
- 以前、胃カメラ検査が苦痛で、なるべく苦痛の少ない方法を希望される方
- 不安の強い方、鼻の疾患を持っている方、鼻の通りの悪い方
3口から
麻酔法を用いない経口内視鏡
内視鏡の径が経鼻内視鏡より大きいため、嘔吐反射などの苦痛を伴う事が他の2つの検査よりも多い事があります。しかし、薬の副作用などが少なく、安全かつ最も短時間で検査がすみます。
胃カメラ検査の流れ
-
STEP
01
検査前日夕食は夜9時までにお済ませください。夜9時以降は絶食してください。(飲水や内服は可能です。)早めの就寝を心掛けてください。
-
STEP
02
検査当日の朝朝は絶食してください。
お茶やお水などの飲水は少量なら可能です。
血圧の薬を服用している方は、午前6時頃に服用してください。その他、医師の指示に従ってください。 -
STEP
03
検査前の準備当日来院されたら、院長が診察、説明を行います。
-
STEP
04
前処置 問診票記入胃の泡をとる薬を飲んだ後、のどや鼻の麻酔をします。
麻酔薬でアレルギーのある方はご相談ください。 -
STEP
05
検査開始 検査中検査中は台の上に横になって検査を受けていただきます。
胃カメラにて食道、胃、十二指腸をすみずみまで観察します。
検査は平均10-15分程度ですが、精密な検査が必要な場合、検査時間が長くなることがあります。
*病変が疑われる場合、組織検査を行うことがあります。 -
STEP
06
検査後(麻酔法で眠っている間に行う胃カメラ検査を行われた方)
リカバリーベッドでゆっくり休んでいただきます。スタッフによる経過観察を行います。
覚醒後、モニターをご覧いただきながら院長が説明します。組織を採取した場合は結果がでるまで10日前後かかります。 -
STEP
07
検査後検査終了後、モニターをご覧いただきながら院長が説明します。
組織を採取した場合は結果がでるまで10日前後かかります。
ピロリ菌
ピロリ菌の検査法
当院ではピロリ菌検査を行っています。
○内視鏡を用いて行う方法
・培養法:ピロリ菌を培養します。
・迅速ウレア−ゼ法:ピロリ菌のもつウレア−ゼの働きでアンモニアの有無を調べます。
・組織鏡検法:顕微鏡でピロリ菌がいるかどうか調べます。
○内視鏡を用いないで行う方法
・尿素呼気試験法:呼気(吐き出した息)を採取して調べる方法です。ピロリ菌がもつウレア−ゼのはたらきで作られる二酸化炭素の量を調べます。
・抗体測定法:尿や血液のピロリ菌に対する抗体の有無を調べる方法です。
・抗原測定法:糞便中のピロリ菌抗原の有無を調べる方法です。
*保険適用でピロリ菌の検査が行えるのは、胃・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少症、早期胃がんに対する内視鏡治療、慢性胃炎(萎縮性胃炎)の患者さんです。
1日2回
1週間の服用
除菌成功率
70~80%(1回目)、90%(2回目)
ピロリ菌の除菌治療
ピロリ菌検査とペプシノーゲン検査(胃の萎縮状態を調べる検査)を組み合わせたピロリ菌&胃がん(ABC検診)検診を行っています。
ピロリ菌検査で陽性の場合、除菌治療を行います。
2種類の抗生物質と胃酸を抑える薬の3種類のお薬を朝と夕方の1日2回1週間しっかりと服用することで70-80%の患者さんはピロリ菌を除菌できます。
1回目の除菌治療で除菌ができなかった場合、お薬を変えて再度除菌治療を行うことが可能です。
2回目の除菌治療では約90%の患者さんで除菌ができます。
除菌できたかどうかは除菌治療終了後4週間以上あけて検査をすることでわかります。
胃内視鏡検査:料金
費用について
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
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胃内視鏡検査(観察のみ) | 約2,000円 | 約3,000円 | 約4,500円 |
胃内視鏡検査(観察+ピロリ菌検査) | 約2,500円 | 約5,000円 | 約7,000円 |
胃内視鏡検査(観察+病理検査) | 約3,000円 | 約6,000円 | 約9,000円 |