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無呼吸症候群とApple Watch(アップルウオッチ)
腕時計型端末「Apple Watch(アップルウオッチ)」の新型「シリーズ10」速度センサーを使い、寝ている間に呼吸が中断する「睡眠時無呼吸症候群」の症状を検知する機能を追加すると発表されました。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に無呼吸状態が繰り返される病気です。つまり、眠っている間に呼吸が止まっている状態、極端な言い方をすれば、首をしめられている状態のことをいいます。 Sleep Apnea Syndromeの頭文字をとって、「SAS(サス)」とも言われます。
医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすことで、気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。
日本国内のSASの潜在患者数については様々な文献で報告されていますが、2019年に報告されたものでは940万人以上と推計されています。
無呼吸症候群のcheck項目
1.いびきをいつもかいている
2.睡眠中に呼吸が止まっていると家族に指摘されたことがある
3.しっかり眠っているはずなのに疲労感がとれない
4.夜中に苦しくて目が覚めることがある
5.日中に強い眠気がある
6.運転中など重要な時でも眠くなる
7.高血圧症などの生活習慣病がある。
8.肥満である。
この中であてはまるものがある人は、無呼吸症候群の可能性があり、検査を受けてみてください。
最初の検査は、自宅でもできる検査で、手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。 多くの場合はまずこの簡易検査から行います。
Apple Watchを購入しなくても検査が行えますので、お気軽にご相談ください。
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