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内蔵脂肪が増えると糖尿病が悪化する!

すい臓のβ細胞から分泌されるインスリンというと「血糖値を下げるホルモン」というのがよく知られていますが、

その他、インスリンは脳に必要なブドウ糖を維持するため、「血糖をコントロールするためのホルモン」でもあります。

食事をしていない就寝中などは、血糖が下がりますが、そのような時には肝臓や筋肉に蓄えておいたブドウ糖グリコーゲン)を分解して血液中に放出して、

血糖値を一定にしておくのもインスリンの大切な仕事の1つです。

すなわち、インスリンは食事をとった時だけでなく、食事をとっていないときも分泌されています。

大量に分泌されたインスリンは、血液中の糖を中性脂肪に置き換えて脂肪細胞に取り込みます。

ところが、メタボになって内臓脂肪が増えると、脂肪細胞から分泌されるTNF-αなどの悪玉サイトカイン(生理活性物質)によって、インスリン作用が落ちる状態(インスリン抵抗性)が生じます。

すると、十分なインスリンは出ているのに、血糖値を下げるため、さらにインスリン分泌をしようとして、その結果、血糖はどんどん脂肪細胞に取り込まれます。

結果としてより内臓脂肪が蓄積するという悪循環になり、長期間にわたって繰り返していると、

次第に、すい臓のβ細胞が疲弊して、インスリン分泌のタイミングが遅れるようになるとともに、分泌量も減ってしまいます。

インスリン抵抗性があって、必要以上にインスリンが分泌される状態にある場合だけでなく、食べ過ぎると、血糖は上がりますので、それを処理するための大量のインスリンが必要になります。

また、運動不足が続くと血糖は燃料として使われず、血中に余るためインスリンが余計に必要になります。

こうした生活を長期間にわたって続けていると、食後のインスリン分泌が追い付かなくなって、食後に血糖が上がっているのに、すぐにインスリンが分泌されないという状態、食後高血糖という状態になります。

参考:糖尿病になるまでの「3ステップ」その対策はどうすればいい?

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